TEAM YMGについて

TEAM YMG

Urban Light Gamer
都会の海で、
考え、作り、試して釣る。
TEAM YMGは、都市の港を舞台にライトゲームを楽しむブランドです。

釣果だけを追い求めるのではなく、フィールドを観察し、 タックルを工夫し、自ら作り、検証しながら釣りを楽しんでいます。

「考える・作る・試してみる。」
それがTEAM YMGのスタイルです。

回るな、踊れ。 〜フリークフラット、迷走と覚醒の記録〜

2026年7月25日

生まれた時から、問題児だった。

みなさん、こんにちは。

設計図なし・思いつき全振り・行き当たりばったりを信条とする変態アングラーです。

今日は、私のジグヘッドコレクションの中でも最も気まぐれな一本の話をします。

その名は、フリークフラット

——という名は今ここで決めました(笑)。


発想の起点は「つぶす」だった。

ある日、ナス型おもりをペンチで「ぺしゃんこ」にした。

特に深い理由はない。

ただ単に、人と同じじゃいやだ!既製品に無いヤツ!…..何とも魅力的なB型性格!

「平たくたっていいじゃない!人が知らない何か面白いことが起きるかもしれない」

という、研究者にあるまじき動機だった。

フラットになったそれに、フックを挟み込み、瞬間接着剤とレジンで固める。

出来上がったのは、UFOともヒラメともつかない異端児。

あっ、これ先っぽに棘があるし、ステルスっぽいシルエットからして

よく見りゃこれいつも湾岸パトロール隊の「エイ」じゃん

これがこの一般受けしないが面白そうなジグヘッドの誕生だった。

これが、のちに私を狂喜させ、そして何度も絶望させる「フリークフラット」の原型である。


最初の発見:こいつ、カッ飛ぶ。

風に乗せた瞬間、予想外のことが起きた。

よく飛ぶのだ。

フラットな形状が、キャスト時には空気抵抗を最小化し、驚異の飛距離を叩き出す。 「あれ、軽いのになんで飛ぶんだ?」

次の発見:Z方向にダートする

一般的なジグヘッドはX・Y方向——前後・横——に動く。 でもこいつは**左右にダン!ダン!**と弾けるように動く。

フラットな面が水を受けて、左右に弾かれる原理だ。 しかもフォールはスローで、ひらひらと水平姿勢で沈んでいく。

カッ飛び・左右ダート・スローフォール。 三拍子そろった反則ジグヘッドの誕生か——

と思ったのも束の間。


問題が、発覚した。

こいつ、ワームを選ぶ。

差しどころが少しでもズレると、アクションが完全に死ぬ。 ただの重りになる。水中の石ころと同義。

さらに最悪のケースが発生した。

くるくる、くるくる、くるくる——

芯がずれるとダートを忘れて単に同じ方向にクルクルと円を描き続けるジグヘッド。

まるで羅針盤を失った船のように、ひたすら回転するだけ。

「……これはルアーじゃなくて、コマだ」

心が折れかけた瞬間もあった。


でも、ハマった時が、化け物だった。

ある釣行で、ワームの差し方をほんの少し変えた。 コンマ数ミリの調整。

途端に、フリークフラットが目覚めた。

左——右——左——右——

キレキレのZ方向ダートが炸裂した瞬間、私は確信した。 「こいつは問題児じゃない。天才肌なんだ」と。

気まぐれで、扱いが難しくて、でもハマった時の破壊力は他の追随を許さない。

フリークフラット。 回るな、踊れ。 それがこのジグヘッドへの、私からのメッセージだ。


まとめ:思いつきは、時に正義。

設計図はなかった。

理論より先に「つぶしてみた」があった。

失敗を重ねた末に、偶然とも必然ともつかない「正解のセッティング」に辿り着いた。

それがフリークフラット開発の全貌だ。

このジグヘッド、まだ進化の途中だと思っている。 ワームの相性研究は続く。

差し方の最適解も、まだ見つかっていない。

でも、それでいい。 迷走も、釣りのうちだ。

TEAM YMG、今宵も一投一会。また週末に♪

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